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ブラッセリー「ブロッシュ・ボワ」のコースディナー


 低カロリーのメニューを始めたという話を聞いて、小田急ホテルセンチュリー相模大野にあるフランス料理店「ブロッシュ・ボワ」に向かった。

 公式サイトをチェックしたところ、一食540キロカロリー台の低カロリーフレンチは三日前には予約する必要があるらしく間に合わなかった。しかしそれ以外にもいろいろ選択肢があり、最も値頃感のあるコースをこころに決めて予定通り出掛けることにした。

 5月17日当日の昼過ぎに代表番号に予約の電話を入れた。電話番号の下四桁は”1111”だ。この番号はご存知のように地元の役所とか主な事業所に与えられる名誉ある番号。伊勢丹相模原店にもこの下四桁が使われている。

 電話するとホテルにつながり受付の女性が出てレストランに回してくれた。出たのは若い男性の声、予約の日時と人数を伝えると「禁煙席」か「喫煙席」か聞かれ「禁煙席」と応えて予約は完了した。出てくれた従業員の感じも良好で、今夜は気分よくディナーを楽しめそうな気にさせた。

 午後6時前に小田急線「相模大野駅」北口ペデストリアンデッキに到着。民主党議員らしい人の演説を横目で見ながら北側のホテル入り口に入りエレベーターで7階へ。エレベーターを降りると左側にあるデザートレストランあたりから結婚式の二次会らしい「ビンゴ」の叫び声。デザートレストは貸し切られているようだ。

 フランス料理店「ブロッシュボワ」は右側にあり奥に進むと次第に二次会の喧騒も聞こえなくなった。さすがによく造られている。

 さらに奥のテーブルに向かうと右側から熱線を感じた。この店自慢の店内カマドだ。薪(まき)が燃え、炎の近くにはソーセージらしきものがぶら下がり、肉らしきものが焼かれている。

 薪とは丸太を縦に二つや四つやそれ以上に斧で切り割り乾燥させた古代からの固形燃料。この燃料が勢い良く燃えているためか店内はちょっと煙い。しかし懐かしい匂いでもある。

 店の名前の意味が気になりフランス語辞書で調べたところ、ブラセリー(Brasserie)はカフェレストランを、ブロッシュ(Broche)は焼き串などの調理器具を、ボワ(bois)は薪を意味するようだ。つまり薪を焚いて肉などを調理するカフェレストラン。

 奥のテーブルは壁際がソファーになっている。テーブルの上にはローソクの炎が柔らかな光を放ち趣がある。

 席に着きさっそくメニューをチェック。こころに決めていた通り、オードブルの付いたカモミールコース(3500円|税・サービス料込み4042円)を選択。スープは冷たい方に、主菜は肉料理にした。

 やがてちょっと離れた個室に二次会らしいグループがやってきて賑やかになった。隣のテーブルには女性一人に男性3人がいて職場仲間のようだ。

 しばらくするとアミューズがやってきた。

 アミューズは小前菜を意味し店の自慢の一品が出てくることが多い。ここはやはり串に刺さったポークソーセージだ。かまどの炎の近くにぶら下がっていたソーセージがこんがり焼かれてここにやってきた。香ばしく臨場感のあるソーセージだ。

 次は丸いバジルのパン。

 バジルのパンはパン生地にバジルが練りこまれたパン。カリカリの表面が薄く中はふわっとしている。食べ終わると間もなくスライスされたフランスパンがやってきた。いかにも本物のフランスパンと言わんばかりに外側がしっかり固い。フランスパンの二つ目はすぐには食べず残しておくことにした。

 次にオードブル(前菜)がやってきた。

 オードブルは貝の形をした器に、つぶ貝、タラバガニ、春野菜(ソラマメ)が入っている。

 次はスープ。

 スープは麦藁帽子をひっくり返したような器に入ったかぼちゃのクリームスープ。夏を感じさせるかぼちゃがいい。冷たい方を選んだのも正解だった。


 そして主菜がやってきた。

 主菜は甲府ワイン牛の赤ワイン煮込み。クレソン、舞茸、ジャガイモ、そしてちょっと大き目のエンドウが脇を固めている。このエンドウはオランダさやエンドウのようだ。肉はフォークだけで切り分けられるほど適度に柔らかく、思わす目をつぶって味わってしまった。

 ここで紅茶かコーヒーかを聞かれた。紅茶だと、ミルク、レモン、ストレートから選べる。

 デザートがやってきた。

 パリブレストと桜のゼリー。パリブレストは生クリームとカスタードクリームの両方を、りんご型に絞ったシュー生地で挟んである。桜ゼリーはゼラチンではなくアガーと呼ばれる海草から作ったような感じ。ブルーベリーとラズベリー、レッドカシスも入っているようだ。このデザートも、デザートレストランのパティシエが担当しているに違いなく、安心して美味しくいただける。

 最後に紅茶と甘菓子がやってきた。

 紅茶は濃い目で渋みが効いていて食後にはちょうどいい。甘菓子はアーモンドチョコ。ただのアーモンドチョコではなく、砂糖衣で丸く固めてある。

 紅茶を飲みながらテーブルの上の蝋燭の炎を見ていると結構ゆれている。どうやら風はかまどに向かって吹いているようだ。おそらく換気のために煙が出るかまどに向かって風が流れるように設計されているのだろう。

 そうこうしているうちに店に入ってから2時間以上が経過した。隣のグループはまだあれやこれやとワインを片手に話し込んでいる。

 ブラッセリー・ブロッシュ・ボワで、今夜もいい時間を過ごすことができた。

-2008/5/18



データ

ブラッスリー・ブロッシュボワ
Brasserie Broche-bois
フランス料理

相模原市相模大野3-8-1 小田急ホテルセンチュリー相模大野7F
営業時間 11:30~14:30 / 17:30~22:00
電話: 042-767-1111






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