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トップ>地域> ■「相模原」という名前のイメージ 人は自我に目覚める頃、自分とは何者かと問うことがあるという。もしかしたら名前にヒントがあるかもしれぬと思って、自分の名前に使われている漢字の意味を調べてみたりする。「なるほど、こんなに深い意味があったのか」などと感心したりする。親の名前に対する思いを想像して感謝したりもする。 ところが、それとなく自分の名前の由来を聞いてみると、これが意外にあっさりとしていたりする。何とかという有名人の名前からとったので、その名前の意味まで考えたことは無いというのだ。これじゃあ知らない方が良かった。 しかし、それにもかかわらず、名前はその人の人生に少なからず影響を与え続ける。 「相模原」という名前は、ご存知のようにかつての市町村合併時に、これと言った決定的な地名がなかったために、相模台地に広がる野原をイメージして、相模原と名づけられたらしい。 地域の特性を取り込んだ由来らしきものは「原」しかない。この「原」は漢和辞典によると、厂(がけ)と泉を組み合わせた漢字で、岩石の間のまるい穴から水がわく泉をさすという。 よくわからないのは、「相」という字と「模」という字を組みあわせた相模(さがみ)という熟語のイメージだ。とくに「相」は漢和辞典には10もの意味がかかれている。意味が多すぎてイメージしにくい漢字とも言える。 「相」はもともとは、木+目を組み合わせた会意文字、つまり「木」と「目」の両方の意味を持っていて、木を対象において目でみること。AとBとがむきあう関係をあらわす漢字だという。熟語としては「相手」「人相」「首相」「相対性理論」などが頭に浮かぶ。 一方、相模の「模」の字は木+莫の会意兼形声文字。つまり木と莫の両方の意味を持つ。「莫」は日が草の中に沈んで見えなくなるさまを、模になると、木で作った型に粘土を塗り固めて木を見えなくしてつくる雛形を指すようになる。 さて、ここまでの調査を踏まえて、相模原という漢字の組み合わせから、陰に陽に、少なからず関係者に影響を与え続けるに違いないイメージをまとまると以下のようになる。 広い野原に木と岩石と水がわく泉があり、その木の下では二人の人間が睨み合い、「こっちの方がすごいぞ」と、お互いに競い合いながら時の過ぎるのも忘れて模型(雛形)を作っている。するといつのまにか日が暮れて、夕日が草の中に沈んでしまう。 相模原は、そんな闘いの原っぱだ、ということで、今日のところはここまで。 -2006/12/13 記事関連のお知らせ サイト情報
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